こんにちは。yukkoです。
長女が3歳を超えてから、一気に言葉数が増えました。
親としてわが子の成長が嬉しい反面、実際はとても大変でもあります。
なぜなら、全ての会話に「なんで?」「どうして?」と質問三昧。
おまけに、質問に答えた私の発言すべてに「じゃない」「違う」と否定。
これが延々朝起きてから夜眠るまで休まることなく続きます。
忙しい時や、下の子の寝かしつけなどで静かにしてほしいときに限って
横でマシンガンのように話し続ける娘にイライラは募り、時に許容範囲を超えてしまうこともあり、その怒りを娘にぶつけてしまうこともありました。
そんなときに出会ったのが「怒らない子育て」です。
子どもを怒らないこと、怒らずに子育てするコツさえつかめば、前よりもっと育児が楽しく、やりやすくなると知り、まさに目に鱗でした。
そんな「怒らない子育て」のコツをまとめました。
怒らない子育てとは
子育てするうえで理解しておかなければならない重要なことがあります。
それは「怒り」と「躾」は全く違うということです。
例えば、何度も何度も同じことを聞いてくる娘にイライラし、怒鳴ってしまうのは「怒り」です。
怒鳴るという行為は、子どものためではなく、自分自身が怒鳴ることによってイライラを解消したいから行っていることです。
そのため、怒鳴ることは「怒り」を子どもにぶつけて、自分だけスッキリしているだけで、子どもには何もメリットがありません。
一方、何度も同じことを聞いてくる娘に、「今は下の子が寝んねするから、少し静かにしてあげようか。」や「下の子をお布団に置いてから答えるから、少し待っていてね」というのは「躾」です。
「躾」は娘のためになるものです。
下の子が寝ようとしていることに気づき、静かにすることは、相手を思いやる気遣いです。
このように、怒りを子どもにぶつけず、1つ1つの育児を怒りなのか躾なのか分類し対応することが、怒らない子育ての重要なポイントといえます。
怒りの感情はどうすればいいのか
私は3年前からヨガをやっているのですが、ヨガには瞑想というものがあります。
瞑想にも怒りを抑える様々な方法が存在します。
瞑想では怒りの感情が沸き起こったときは、それに対して何かしようとはせず、自然に任せて受け流すことがよいとされています。
つまり、怒りという感情をわざと消そうとはせず、ほかに意識を反らすことが有効なのです。
ではどうすれば意識を他に反らすことができるのか、子どもと対応しながらできるイライラ解消法を3つご紹介します。
1、イラっときたら6秒深呼吸
イラっときて怒鳴りそうになったら、そこから6秒深呼吸します。
この6秒というのがポイントで、実は人の怒りは約6秒で終息するといわれています。
口が開いていると、声が出てしまうので、口を閉じ、鼻で深呼吸するようにすると、自然と怒りの沸点が下がってきます。
最初のうちは6秒深呼吸する間を取ることが難しく感じられますが、イラっときて怒鳴るという癖を少しでもなくせれば上出来だと思ましょう。
2、逆に質問してみる
子どもの質問攻撃、否定攻撃につかれたときによく使う技で、とても有効でした。
子どもがしつこく聞いてくることに対して、
「〇〇ちゃんは、どう思うの?」
「ママは分からないんだけど、〇〇ちゃんは知ってる?教えてほしいな。」
と子どもに教えてもらうというスタンスで質問します。
すると、子どもはさっきまでのマシンガントークが嘘のように静かになったり、
じっくり考えて答えてくれて、少し会話が落ち着いたりします。
3、子どものすることの理由を探る
3歳の娘は、たまに下の子を突飛ばしたり、大声で「め!」と怒ったりします。
その場面だけ見たら、「だめでしょ!」と怒りたくなるものですが、
こどものダメな部分を見たときは「何でダメなことをしたのか」を探ることが重要です。
おもちゃを取られたくなかったからなのか、汚されたくなかったからなのか。
3歳の娘はこだわりが強い方なので、きれいに並べていたブロックを下の子に崩されては怒っています。
そんな時、「きれいに並べていたのに崩されて悲しかったね。」と同調したうえで、
「下の子もきれいに並んだブロックが触りたかったみたいだよ」と状況を説明します。
状況を理解させたうえで、一緒に遊ぶのか、遊ばないのかは娘に任せますが、私の経験では、状況を理解すると、娘の怒りが落ち着き、一緒に仲良く遊びだすことが多いです。
子育ては体力と忍耐が必要です。
怒りを消すことはできませんが、怒りから意識を反らし受け流す術を身に着けると、とても楽になります。
まだまだ怒りと躾の間で揺らぐこともありますが、怒らない子育てをこれからも実践していきたいと思います。